Vol.1
ピアニスト 指揮者
ジャパン・ナショナル・オーケストラ代表
「楽譜」
反田 恭平 さん
「長い音楽人生を、
ずっと一緒に旅していく。」
ここちよく生きる。あなた が輝く。
ラインアート シャルマン 15 周年 特別インタビュー企画
かがやきに充ちている人の傍らには、きっと最高の相棒が存在します。
素晴らしい相棒と一体になった時、人はどこまでも輝ける。
ラインアート シャルマンも、人に寄り添い、その人をより輝かせる“相棒”でありたい。
さまざまな分野で活躍するプロフェッショナル15人のお話から
“相棒”との一体感がもたらす、かがやきの秘密を紐解きます。
かがやきに充ちている人、そのひとのそばには、きっと最高のバディ達がいます。最適な相棒と一体になった時、ひとはどこまでも輝ける。ラインアートの想いも、そこにあります。人によりそい、輝きを増したい。
様々な分野で活躍するプロフェッショナル15 人にお話を伺いながら、一体感がもたらす奇跡と、かがやきの秘密を紐解いていきます。
ここちよさと生きる。あなたが輝く。
ラインアート シャルマン 15 周年
特別インタビュー企画
Vol.1
ピアニスト 指揮者
ジャパン・ナショナル・オーケストラ代表
「楽譜」
反田 恭平 さん
反田恭平さんにとって楽譜が過去・現在・未来を映す“相棒”であるように、ラインアート シャルマンはこれからも、すべての人に寄り添い、その人生を輝かせるパートナーを目指していく。
反田さんにとって、楽譜とは
- “ずれないメガネ”をかけてピアノを弾いてみたい
「あまり見えすぎると目が疲れてしまうので、リサイタルではプライベート用よりも度数の低いメガネをかけています」という反田さん。この日、ラインアート シャルマンのラインナップから選んだのは、ラウンドシェイプと角のあるシャープなブリッジの組み合わせが反田さんの個性を引き立てるメガネ。
「人一倍メガネにこだわらなければいけない仕事なのにおろそかにしていて、いつも同じようなものを選んでしまうので、このデザインは新鮮です。そして何よりもかけ心地がいい」。
ラインアート シャルマンでは東北大学金属材料研究所との8年にわたる共同研究でメガネのための独自の素材「エクセレンスチタン」を開発。ずれにくく軽やかな究極のかけ心地を実現した。
「ピアノの演奏中はメガネがずれても両手は塞がっていますし、視界に影響がない程度でも集中力が損なわれてしまいます。いつもメガネ留めを使っていたのですが、このフィット感ならメガネ留めは必要ないかもしれません。いつか一度、このメガネをかけてリサイタルで弾いてみたいですね」。
- 演奏中にメガネが飛んでいったアクシデント
反田さんにとって楽譜と同じくらいに“なくしたら困る”毎日のパートナーであるのが、メガネ。
「小学校3年生の時からメガネ生活。近視に乱視も混じっていて裸眼ではぼんやりしか見えないので、起きた瞬間からメガネをかけ、お風呂の中でもかけています。色々な人が描いてくださる僕の似顔絵やイラストでも必ずメガネがポイントになっていますし、今やメガネは反田恭平のアイコンのようなものですね」。
演奏中にメガネにまつわるアクシデントを体験したことも。
「ロシアのマリインスキー劇場で、ピアノを弾いていて顔をあげたらメガネが飛んでいってしまって。そうしたら観客がその光景をスマホで撮影し始めたんです(笑)。日本でのリサイタルではあり得ないことで困りました。でも飛んでいったメガネを探すわけにもいかず、最終的に目を閉じて弾き続けました。後で先生からは“いい経験だったね”と言われました。僕が指揮をする時にあまり指揮棒を使わないのも、持つことで指揮棒に意識が向いてしまうからとか、手で振る方が滑らかな印象になるというのもありますが、万が一メガネがずれた時に手があいていれば対処できるというのも理由の一つです」。
反田恭平さんにとってなくてはならない“相棒”である楽譜。この日はモーツァルトの交響曲第40番 ト短調。時々使用する指揮棒は自分の手にフィットするようコルクを削りカスタマイズしている。
今回着用したメガネはプレスト コレクションの新作XL11110 BR。ラウンドシェイプとゴールドのテンプルのコンビネーションがインテリジェンスを感じさせる。
- 時空を超えた旅に連れていってくれることも
自宅とオフィスに山のようにある楽譜は、年代別に整理され、その棚を眺めると音楽がどういう背景で変化していったかが見えてくるという反田さん。
「演奏する曲が決まると、ベートーヴェンやショパンの自筆の譜面と照らし合わせることもあります。偉大な作曲家の思いを楽譜を通して感じ、考える時間です。ロシアに留学していた時には、1935年生まれの先生から若い頃に触れ合った作曲家や演奏家の生の声を伝えていただいて楽譜に書き込んだこともありました。一方で家で練習していた時に奥さんが口にしたアドバイスを記入することもありますよ」。
ピアニストとしての活躍に加え、現在では幼い頃からの憧れであった指揮者として、自身が率いるジャパン・ナショナル・オーケストラとともに取り組んでいる新しい音楽活動も話題に。
「指揮者は自分のイメージや思考をオーケストラのメンバーに伝えていかないといけないので、そのための書き込みをする楽譜は台本のようなもの。メンバーそれぞれの楽譜にはこれまで一緒に演奏した色々なマエストロの言葉が記されていくのも面白いですね。最初はまっさらだった印刷物が、それぞれによってボロボロになるまで書き込まれ、読み込まれていくわけです」。
4Bの鉛筆と赤と青の色鉛筆を使い分け、時には定規を使って線を引きながら書き込まれた楽譜は、反田さん個人にとってはもちろん、いつかクラシック音楽にとっても遺産となるべき宝物だ。
- 楽譜は、僕のすべてが記されたパートナー
3 歳でピアノを始め、父の転勤で東京に引っ越してもミュージックスクールに通っていた反田恭平さん。
「当時はサッカーに夢中で、ピアノはあくまでも趣味。本格的にピアノを始めたのは11 歳の時に怪我でサッカー選手になる夢を諦めてからですね」。
国際的に活躍するクラシック奏者の多くが幼児の頃から英才教育を受けて育っている中で、異色のキャリア。それでも楽譜に対する思いは幼少期から抱いていた。
「ミュージックスクールでちょっと年上の子が僕よりもレベルが上の教則本の曲を弾いているのを見て、僕も早くあの色の教則本が弾けるようになりたい、と憧れみたいなものを感じたのが楽譜を意識した最初かもしれません。中学生くらいになると先生から与えられた課題曲がギフトのように感じられて“僕にこの曲を選んでもらえた!” というのが嬉しくて。その後は学んだこと、自分で感じたことなどを一曲ごとに、再演するたびに書き込んでいます。その時々の自分がすべて記され、これからも70 歳、80 歳になるまできっと書き足されていく、一番なくしたくない“相棒” ですね」。
Photos:Yoshihito Sasaguchi(SIGNO)
Hair & Make-up:Tokoyo Tsurusaki
Styling:Mariko Kawada
Realization:Tomoko Shimizui
Jacket ¥96,800 Knit ¥33,000 Pants ¥46,200/HEUGN(IDEAS)
INFORMATION
10月23日より「反田恭平ピアノ・リサイタル2024」、2月26日からは「反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ コンサートツアー2025」を予定。
https://kyoheisorita.com/concert/
11月8日に自身の軌跡と未来を記した「終止符のない人生」の文庫版が幻冬者より発売。
PROFILE
1994年北海道札幌市生まれ。2012年、高校在学中に日本音楽コンクールで第1位に入賞。2014年、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。2015年、イタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門で優勝を果たす。2017年よりポーランドのフレデリック・ショパン国立音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)に在籍。2021年10月、第18回ショパン国際ピアノコンクールで第2位に輝く。現在はオンラインサロン「Solistiade」を主宰し、奈良を拠点にジャパン・ナショナル・オーケストラ株式会社を運営するなど、多彩な活動を展開。
反田 恭平
Kyohei Sorita
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いつまでもかけていたくなる心地よさと
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あなたの毎日を満たし、さらに輝かせます。
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ラインアート シャルマン 15 周年。