chapter 2

STORY

ストーリー

奇跡のかけ心地を生んだ
ものづくりの情熱

ラインアート開発段階の試作テンプルのひとつ。エクセレンスチタンの可能性を追求するため、あらゆるフォルムをワイヤーで制作、実験が繰り返された。
ラインアート開発段階の試作テンプルのひとつ。エクセレンスチタンの可能性を追求するため、あらゆるフォルムをワイヤーで制作、実験が繰り返された。
左)エクセレンスチタンのバネ性を生かしたデザインは多数。こちらはストレートで力強い“フォルテ”。
下)ミクロン単位で制作されている高精度な金型。

しあわせのかけ心地を
形にしたのは
誠実な目と手、
熱いこころと想像力

それは、新しい素材やレーザ接合技術、安定して量産し市場に送り出すための加工機械までも開発し、進められたビッグプロジェクト。ラインアートが世に出るまでには、素材の着想から数えると15年、本格的な始動からでも8年以上に及ぶ、長い物語がありました。その長いトンネルを支え、ゴールに導いたのは、企画から開発製造販売にいたるまでを一貫して行ってきたメーカーとしての誇りと自信、そして、何としても一番の心地よさを届けたいという、現場の情熱にあります。  
そして誕生から10年の歳月を数えた今日も、更なるかけ心地を追求するスタッフの取り組みは現在進行中です。たとえば、品質へのこだわりをより確かにするための、独自の検査の実施。より鼻当たりのよいノーズパットを開発するためのチーム。快適な圧力や接地場所、面積の研究。また色やトレンドの傾向予測をもとにエクセレンスチタンでどんな色出しができるかに挑む女性だけのチームなど。多くのプロジェクトが日々活動し、少しずつ花を開かせ始めています。
また、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で日本人の頭部形状を測定しデータ化、より適切なサイズ設計に生かす研究は、国内のみならず、その後独自に海外でも実施されました。世界の人々の多様性に対応し、フィット感と安定性を高めるために。日本で、世界で、どなたにとっても一番のかけ心地となるために、ラインアートの取り組みに終点はないのです。
さまざまな工程を理想的に進めていくための、工夫、改善を繰り返し行い、必要な機械は自ら作り出す、毎日進化しているものづくりの現場。ここで働く一人ひとりが、ラインアートのしあわせのかけ心地を生み出す担い手です。かける人に感動していただける存在であり続けるために、ラインアートはこれからも、前に進んでいくことでしょう。

Line Art 10th Anniversary Chapter 2 STORY

ラインアートには、繊細な手作業により、様々な彩りが、施される。